あなたは、お子さんに対してこんな風にお悩みではないですか?

英語絵本を買ってみたけど、子どもが興味を持ってくれない…



今までママが英語絵本を読み聞かせても嫌がらなかったのに、急に英語絵本を嫌がるようになった…



英語絵本は読むのに多読絵本(ORTやCTP)は読んでくれない…



わかります!うちもそうだったから!
人生山あり谷ありといいますが、おうち英語も山あり谷あり。
英語習得に英語絵本が良いとは分かっていても、うまいこと子どもを乗せられない。
きっと、おうち英語をしている方はほとんどが経験する悩みだと思います(私も悩みました)。



嫌がる子に無理強いはしたくないけれど…絵本を読む習慣を辞めちゃうと今までが無駄になりそうで怖い



何とかして子どもの「イヤ」を失くせないかな
一人で葛藤しますよね。
本記事では、おうち英語歴5年の筆者の実体験に基づいて
- 英語絵本を嫌がる子への対応10つ
- 多読絵本を嫌がる子への対応4つ
をご紹介します
みなさんの悩みのを解決するヒントが見つかるかもしれません。
Profile
- おうち英語歴 5年目(うち、海外3年)
- フランス語圏(3年間)で子育て経験
- 3児(7歳/5歳/3歳)のワーママ
海外での経験を活かして、低コストでできるおうち英語に取り組んでいます詳しくはこちら
英語絵本を嫌がる子への対応
一言で英語絵本を嫌がるといっても、2種類のパターンの違いで対応は異なります。
- 最初から、英語絵本に興味を持ってくれないのか
- 今までは英語絵本を読んでいたのに、急にイヤイヤ言い出したのか
いずれにしても、子どもが「イヤ!」って言ってるところにママが「読もうよ!」なんて言っても悪化するだけ(でしたよ笑)。
ママが熱くなればなるほど、逃げられます(逃げられましたよ笑)。
子どもはあまのじゃく、子どもは気まぐれ…とにかく親の思い通りになんていかないんですよね。
最初から絵本に抵抗がある子への対応4つ
最初から英語絵本に抵抗があるってことは、おうち英語を始めて間もない人が多いと思います。
ひょっとしたら、お子さんは英語絵本だけでなく、英語そのものに抵抗があるのかもしれませんね。



英語の動画は見てくれるんだけどなあ…
そう!「英語の動画は見てくれるようになったけど絵本はまだNG」というのは、おうち英語あるあるです。
動画は視覚的な情報が多く、キャラクターのセリフが理解できなくても、なんとなくストーリーを追えます。一方絵本は、キャラクターは動かないし、言葉を理解しないと内容が分かりづらいです。
だから、イヤがる。
ほかにも、
- そもそも絵本の世界観やキャラクター自体に興味を持てない
- ママのカタコト英語が聞き取りにくい
- 英語は分からないことだらけだから、理解できる日本語絵本がいい!
など、英語に対して不安や不信感が芽生えているのかも。
だから、英語に対して不安に感じている子でも安心感を得られるよう、子どもがストーリーをしっかり理解している英語絵本がおすすめです。
具体策をご紹介しますね。
対応1:絵本を読む前に、関連動画をYoutubeでかけ流す
いきなり絵本を読むのではなく、まずは絵本の世界に興味を持ってもらうことから始めるのはどうでしょう?
例として、日本の書店でも見かける有名な絵本「はらぺこあおむし」の原作「The Very Hungry Caterpillar」でお話しします!(我が家の実話です)


The Very Hungry Caterpillar board book
この絵本、厚紙で出来ていてサイズもコンパクト!乳児が雑に扱っても壊れにくい絵本なので購入しましたが…



肝心の子ども達は興味なし!
そこで、絵本の読み聞かせ動画を(映像付きで)しばらくかけ流します。
車移動中や子どもが部屋で遊んでいるときに、この動画を何度も(映像付きで)かけ流ししていると、子ども達は興味をもって見てくれました(ご覧になるとわかりますが、この動画、アニメになっていて面白いんです)。
音声だけのかけ流しにしないのは、映像で視覚的にストーリーを理解してほしいからです。
そしてある日、



この絵本持ってるー!
と気づいて、絵本にも興味を持つように。
私が読み聞かせしても嫌がらなくなりました。
ただ、この方法、すべての絵本に有効かといえばそんなことはないです。子どもが動画にすら興味を持てないのであれば、絵本になんて興味を抱けません。
対応2:子どもの好きなYoutube動画の絵本を揃える
【対応1】は、「絵本に興味をもってもらえるよう関連動画を見せる」というものでしたが、今回は逆に「子どもの好きなYoutube動画に関連する絵本を購入する」作戦です。



例えば我が家では、Peppa PigやPaw Patrolのアニメが子どもたちのお気に入りでした


Youtubeでほぼ毎日見ているアニメ。
もちろん、子どもはストーリーをしっかり把握済み!
絵本でも、大好きなキャラクターが登場すると、抵抗感なく…むしろ好んで読んでくれる可能性が高いです!


対応3:先に日本語で知ってもらう
やっぱり、最初から訳の分からないものには興味を持てません。
【対応1】では絵本を読む前に英語動画を視聴することを提案しましたが、手っ取り早く解決するには先に日本語でストーリーを知ってもらえば良いんです!
ただ、この方法、母国語方式でおうち英語に取り組んでいる方にはちょっと抵抗があるかも。



できるだけ日本語を混ぜたくないんだよね…
私も基本的にはこのスタンスなので、【対応1】【対応2】で乗り切れない場合に日本語を使います。



私は、童謡(Fairly Tail)でこの作戦を使っています


有名な童話の日本語版絵本は、たいてい図書館に置いてあります。わざわざ購入する必要はありません。もし絵本を見つけられなくても、Youtubeに日本語童話があります。
- 最初に、日本語版童謡の絵本を読んで
- 英語版童謡をYoutubeで見せて
- 英語版童謡の絵本を読んであげる
回りくどいし時間もかかって面倒ですが、この流れで対応すると、ちょっと英文が長くてもすでに知っているストーリーなのでイヤイヤされる頻度が減ります。
対応4:おうちにある日本語絵本の英語版絵本を読む
こちらは【対応3】と同様、子どもの「知っている」を利用した作戦です。
すでに知っているストーリーの英語版絵本を取り入れるだけなので、【対応3】より手っ取り早く行えます。



子どものお気に入りの絵本の英語版はないかニャ?
途中から絵本を拒否しだした子への対応6つ
今まで嫌がることなく英語絵本を読んでくれていたのに、ある日突然イヤイヤ言い出すんです。



急にどうしたー⁉イヤイヤ期突入⁉
今まで積み上げてきた何かが一気に崩れるような気持ち…
子どもがヒートアップするほど、私もムキになる…どんどん良くない方向に。
うん、困った。
私がやってみたことで、「これは良かったな」と思った作戦をご紹介します。
対応1:しばらく放置


無理強いするほど子どもの「イヤ」が強くなっていくと感じたので、しばらく「英語絵本」に関する話題を子どもに振るのをすっぱり辞めました(2~3週間ほど)。
すると、子どものイヤイヤ熱がだいぶ落ち着きます(私も、落ち着きます)。
熱が落ち着いてからなら、例えば「英語絵本読まない?」と少しアプローチをしても、最初ほどの嫌がり感は出なくなりました。



この数週間がとても長く感じます。でも実際に経験してみて時間を置くって結構大切なんだなと感じました
英語絵本に触れなくなった分、英語の(音声の)かけ流しをいつもより長めに作って、なんとなく焦っちゃう気持ちを抑えていました。



かけ流しの時間を長めにとることは、結果的に良かったと感じています!
対応2:英語絵本の読み聞かせ時間→日本語絵本読み聞かせ時間にする


今まで英語絵本を読んでいた時間は、子どもが読みたい日本語絵本を読む時間に充てることをお勧めします。
子どもが英語絵本を嫌がるからといって、絵本を読む習慣自体を辞めてしまうのは良くないです。「習慣」って一度失くすと、元に戻すのに苦労するので。



私の場合は子どもと一緒に図書館へ行って、日本語絵本をたくさん借りていました
ちなみに、長女が英語絵本イヤイヤ言い出したときは、長女に日本語ブームが来ていました。



ひらがないっぱい書きたい!
お友達や先生と共通の話題(日本語絵本)のお話しをしたいから日本語絵本が読みたい!
日本では日本語が当たり前で、お友達も日本語を話していて、英語をやっている自分が変?って感じたのかも。または、英語絵本よりも日本語絵本に興味が強くなったから、英語絵本を読ませようとするママがイヤになったのかも。
こんな時は「日本人は日本語が母語!」と割り切って、子どもの気が済むまで日本語絵本をたくさん読んであげるべきかなと思いました。
対応3:英語イヤイヤしない兄弟姉妹に、英語絵本を読み聞かせる


兄弟姉妹がいるご家庭で使えるとっても素敵な作戦。
(リビングなどに)子ども達が集合している時に、英語絵本をイヤがらない子に英語絵本を読み聞かせます。



長男がイヤイヤ時は長女に、長女がイヤイヤ時は次男に、これ見よがしに絵本を読み聞かせてました(笑)
イヤイヤキッズは、ママが日本語絵本を読んでいると近寄ってくるくせに、英語絵本を読み始めた途端離れていきます。
でも同じ空間にいるから、ママの話す英語が耳に入ります。
そこで、私が普段より面白おかしく、オーバーリアクションで英語絵本を読むと、イヤイヤキッズは聞き耳を立てながらおもちゃで遊んでました。
英語絵本はイヤだけど、他の兄弟がママと楽しそうにしてるのがなんだか気になるようです。



地道に続けていると、イヤイヤキッズも英語絵本の読み聞かせに混ざるようになりました
対応4:英語絵本をプレゼント


新しくて、しかも子どもが興味を持ちそうな絵本をプレゼントするのも良い作戦だったのでご紹介します。
ただ、この策は子どものイヤイヤ熱がヒートアップしていないとき(対応1~3をやった後)にやるのがおすすめです。
カッとなっているときに何を渡しても、ムキになって「イヤ」しか言わないので。



サンタさんからのクリスマスプレゼントとして、英語絵本をプレゼントしました
実際やってみて、親以外の第三者から英語絵本を渡すのは、我ながらGoodだと思いました。
子どもが英語絵本イヤイヤ言ってるときに親から渡すと、プレッシャーでしかないですもん。
いいタイミングが無ければ、サプライズでポストに届いた!なんてどうでしょう?思いがけないプレゼントって、嬉しいものですよね。
対応5:プレゼントした絵本の読み聞かせ提案


新しくてしかも興味惹かれる絵本をプレゼントされると、たとえ「イヤ」な英語でもなんとなく気になっちゃう。
子どもから「読んで」と言われたらラッキー💕言われなかったらさりげなく、



いいもの貰ったね!読んであげようか?
と声掛けしてみてください。
子どもが「読んでー」と言ってくれたら万歳✨「要らない」って言ったら読む気になるまで様子見です。
我が家の場合は、割とすぐに読ませてくれました。
対応6:車内に英語絵本を持ち込む


日常的に車に乗る人におすすめの作戦です。
車移動、しかも移動時間が長くなるほど子どもは暇を持て余しがち。
車内はできることが限られるので、家だとイヤがる英語絵本でも興味を持ってもらえる可能性が高くなります!
ただ、英語絵本だけ用意すると怒るかもしれないので、日本語絵本1冊、英語絵本1冊、車に持ち込んでみましょう!
最初は日本語絵本をずっと読みますが、それに飽きると英語絵本をパラパラめくってくれるかも。英語絵本を手に取って、絵や文字を眺めてくれるだけで万歳!



旅行や帰省時の電車移動にも使えるニャ
多読絵本を嫌がる子への対応


ORT、CTPはどちらも知る人ぞ知る有名な多読絵本です。
英語習得にはリーディング力は欠かせないし、リーディング力を養うには多読が大切です。
でも奮発して多読絵本を購入した親の気持ちとは裏腹に、イマイチ多読絵本に興味を示してくれない子ども…どうしたら興味を持ってくれるでしょうか?
我が家はORT派です。実体験を語るためにここからはORTを意識したお話しをします
ORTはハマると面白いんですけど、まだ英語をしっかり読めない子には面白さが分からないんですよね。
子どもがORTを嫌がるのは、そもそも知らない物語だし、よく理解できないし、内容もつまらないと思っているからかもしれません。
対応1:しばらくは英語絵本を地道に読み聞かせる


多読絵本がイヤな子って、英語絵本なら嫌じゃないって子が多いと思います。
それなら多読絵本を一旦お休みして、他の英語絵本をたくさん読み聞かせます。



私は、「多読絵本がイヤなだけで英語絵本が嫌なわけじゃないから、まだマシ」と思うようにしています
対応2:「ママがこれ読みたいの!」


多読絵本に限ったことではありませんが
ママが〇〇したいの!
このセリフはかなりおすすめです。
子どもって、「ママがしたい!」と言うことに弱いみたい。ママが大好きだからかな?
子どもが読んでほしい絵本を読んだ後、



じゃあ次はママの番。ママはこれ読みたい!
と、「自分の意志」をはっきり伝えます。そして、レベルの易しいORTを1冊だけ読み聞かせ。
子どもとママ、それぞれの読みたい絵本を交互に交ぜることで多読絵本にも触れる時間を作り、ORTに少しずつ馴染ませていく作戦です!



子どもの選ぶ絵本より、ママの時間は短めにするといいニャ
子どもって、自分の選んだ絵本ならずーっと聞いていたいけど、他の人が選んだ絵本だと「飽き」が来るのが早い早い(笑)
目的はあくまでも「ORTに慣れること」なので、嫌がられたら意味がありません。特に始めたばかりの頃はささっと読める絵本を選ぶと良いですよ。
対応3:絵本の世界観を先に知ってもらう


多読絵本が嫌なのは、絵本の世界観を知らないからかも。
絵本の世界観をあらかじめ知っていると、多読絵本に対して親近感が芽生えやすくなります。
ORT限定の作戦になりますが、一番手っ取り早いのはアニメを見せることです。
対応4:多読絵本限定の読み聞かせ時間を作る


- ORTのアニメを観て
- 「ママこれ読みたいの!」→ORT読み聞かせ
日々コツコツ繰り返していると、子どもが知っているストーリーがどんどん増えていきます。
そんな状態までこれたら、ORT限定読み聞かせ時間を作ってみてください。
まだ、子どもが自分で読むのには抵抗があっても、



ママが読んでくれるならORTでも聞いてあげてもいいかな
と思ってくれるはず。



我が家の場合は、「休日の予定のない朝はORTの中から本を選ぶ」としていました
がっちりと「この日はORTだけ」というルールを作ることで、定期的にORTに触れる時間を確保できます。
1回あたりの時間は少ないですが、気長にコツコツ続けることで少しずつ知っている絵本の幅が広がるし、一人で読もうとするきっかけにも繋がります。
まとめ
- 絵本のYoutube動画を子どもに見せる
- 子どもの好きなYoutube動画の絵本を揃える
- まずは日本語でストーリーを知ってもらう
- 子どもの好きな日本語絵本の英語版を読む
- とりあえずママは落ち着いて、子どもはしばらく放置
- 日本語絵本をたくさん読む
- 兄弟姉妹にこれ見よがしに英語絵本を読み聞かせる
- 興味を持ちそうな英語絵本をプレゼント(できれば親以外から)
- プレゼントした絵本の読み聞かせ
- 車内などの中長距離移動中に英語絵本で暇つぶし
- 嫌がらない英語絵本を地道に読み聞かせ
- 「ママがこれ読みたいの!」アピール
- 絵本の世界観を先に知ってもらう
- 多読絵本限定の読み聞かせ時間を作る
いずれも私が実際にイヤイヤキッズに試して効果を感じた対処法です。



イヤイヤの強弱あれど、長男は半年、長女は1年英語に後ろ向きでした
でも、イヤイヤは永遠に続きません。
いつ終わるかわからないものを耐えるのはしんどいですが、時間をかけて、いろんな作戦を試してみてくださいね。
イヤイヤ期にこそおすすめの英語絵本を紹介しています。


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