本ブログでは無料のRPG算数ゲーム【Prodigy Math Game】を余すところなくご紹介してきましたが…
英語を楽しく文法的により深く学びたい子や、今あるリーディング力をもっと伸ばしたい子におすすめのオンライン無料ゲーム【Prodigy English Game】が新登場しました!!

Prodigy Math Gameのクオリティが「え?本当に無料なの?」ってくらい凄くて…English Gameにも期待しまくりな筆者です。

え?なになに?どんなゲームなの?

英語が楽しく無料で学習できるの⁉何ソレ最高じゃん!
今日は、おうち英語に取り組んでいる方にとって大変興味深いこのゲームの難易度や概要、ゲームの感想を、どこよりも早くお届けします!
本記事では、まず、みなさんが一番気になっているであろうゲームの難易度を中心に紹介しています。実際に出題される問題をどうぞご覧ください。
2022年4月から誰でもプレイ可能に
早期アクセスを希望していたユーザーに、2022年1月から順次先行公開が行われていましたが、ついに4月から一般公開されました!今では、Prodigyにアカウントがある方は、どなたでもプレイできます。
本公開に伴い、メンバー(有料)特典追加やワールドの拡張が多少行われましたが、全体的な仕様は先行公開時とほぼ変わっていません。
こんな子におすすめ
Prodigy English Gameはこんな子におすすめです。
- 子どもが簡単な英文を読めるようになったけど…次は何を教えれば良いかわからない。
- ORTなどの多読本とは別の方法・手段で、リーディング力を鍛えたい。
- 英語という言語・文法を英語で習得したい。
つまり…
結論:英語初心者には無理ゲー
うーん…初っ端から、読む気を失くさせてごめんなさい!汗

無料で楽しく英語学習ができるなんて素敵!
子どもにやらせよう~♪
と期待して、本記事を読みに来てくれた方がほとんどでしょう。(私もそう思ってました。)
ゲームの仕様としては、未就学児でも楽しめるものになっていますが、出題問題が未就学児や英語初心者向けではありません。
それもそのはず。本ゲームで出題される問題は、 Common Core State Standards(各州共通基礎スタンダード)に則って作られているからです。
アメリカ版「学習指導要領」で、州全体で一貫した国語と算数の教育基準を確立することが目的。米国中の幼稚園~高校までの生徒の学びの目標であり、子どもたちが各学年で何ができ、何を知り理解しなくてはいけないかを定めた指針であり、各学年に対して同じ評価基準が用いられています。
Common Core State Standardsは、英語を主言語とする人向けの学習指導要領です。日常に英語環境の無い日本の子どもが、いきなりこのゲームで英語を習得できると考えるのは無理があるでしょう。
Grade1以上が対象
さらに、本ゲームの対象がGrade1(小学1年生)以上という点が、よりハードルを上げています。せめて幼稚園児も対象にしてくれれば、リーディング訓練にも使えるゲームになったのにな…残念です。
2022年2月末時点で、
- Language:Grade1~5
- Reading:Grade3~5
の範囲がカバーされています。今後、Grade6以上も順次カバーされる予定です。
英検3級程度の実力があると楽しめる
どの程度の英語力があればプレイできるのか気になりますよね。
本ゲームで出題される問題を苦なく解き、楽しんでプレイするには、英検3級程度の実力があると良いでしょう。または、Oxford Reading Tree (ORT) のLevel6を読解できるとこのゲームを楽しめると思います。
- 子どもが簡単な英文を読めるようになったけど…次は何を教えれば良いかわからない。
- ORTなどの多読本とは別の方法・手段で、リーディング力を鍛えたい。
- 英語という言語・文法を英語で習得したい。
出題問題例
ここまでごちゃごちゃ言ってきましたが、実際どんな問題が出るのか気になるところですよね。各Gradeで出題される問題ご覧ください。
Grade1: Language
「Language」では、名詞・動詞・形容詞など英語の品詞について学習します。
▼名詞はどれ?


困ったときは、青いバルーンをタップすると具体例付きのヒントを見ることができます。
▼文に当てはまる形容詞はどれ?

Grade3: Language
▼正しい複数形はどれ?

▼Charlie(チャーリー)を表す形容詞はどれ?

▼命令文はどれ?

Grade3: Reading
Grade3からはReading問題が出題されるようになります。
▼正しい文にしよう

▼長文読解問題

Grade5: Language
▼等位接続詞(and, but)はどれ?

Grade5: Reading
Grade5にもなると、リーディング力がかなり問われます。
▼ストーリーの舞台となる場所を説明した一文はどれ?

▼火山の作り方を説明している一文はどれ?

どうでしょう?思っていたより難易度高めの問題ですね。未就学児や英語初心者には難しい理由が分かると思います。

ちょっとやってみようかな!
と思われた方は、ぜひ次の記事もご覧ください。《第2弾》では、ゲームの設定や世界観、子ども達とプレイした感想を紹介しています。
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