子どもの英語教育に興味をお持ちの方なら、英語で語彙を習得するのにフラッシュカードが有効って耳にしたことがあるのではないでしょうか。
おうち英語で有名な下の著書でも、著者はお子さんが小さいころからフラッシュカードに取り組み、効果もしっかり感じられたことが書かれています。
本を読まずとも、ネットで調べるだけで、

フラッシュカードってすごい効果があるんだなあ~
なんて思うはず。きっとやらないよりはやった方がいいんですよねー。
有料フラッシュカードまで用意していた私ですが、最終的にはフラッシュカードを「やらない」ことに決めました。
本記事では、おすすめの無料&有料フラッシュカードを紹介しながらも、私がフラッシュカードの取り組みを諦めた理由をお話しします。
これからフラッシュカードに取り組もうと思っている人だけでなく、現在取り組み中でしんどくなっている人…そんな方の悩みにも添える内容となっています。
そもそも「フラッシュカード」って?

フラッシュカードは脳を刺激して記憶力を上げるのにとても効果があると言われています。幼児の目の前でカードに書かれた情報を読みながら1秒以内のスピードで切り替えていき、大量の情報を脳にインプットします。
ひらがなやことわざ、国旗などでもフラッシュカードはありますが、英語に応用した場合、大量の英語をインプットできるだけでなく、フラッシュカードに描かれた絵を見たときに対応する英単語を口から瞬時に出せるようになります。
さらに応用すれば、「絵-単語」だけでなく「絵-関連したセンテンス」もインプットできます。

ただ、フラッシュカードにはデメリットもあるので注意が必要です。
無料でフラッシュカードを試す
自分たちに合うかどうかも分からないのに、フラッシュカードを身銭を切ってまで購入したくないですよね。できれば最初はお金をかけずに試してみたいですよね。
無料でフラッシュカードを入手できるサイトを紹介しておきます。ぜひ、ご活用ください。
ちびむすドリル

日本で有名な子供向け無料プリントサイトです。全ページ日本語なのが嬉しい!
フラッシュカードの絵はとっても可愛くて子どもウケを狙えるものの、量が少ないです。また、英語をちょっとかじっている子にとっては簡単すぎるかもしれません。
英語初心者かつフラッシュカードをちょっとだけ試してみたい方におすすめです。
Let’s study

ちびむすドリルの英語カードでは物足りない!という方にはこちらのサイトのフラッシュカードをおすすめします。
全13ジャンル314種類のカードをダウンロードできます。
- 野菜・果物 40種
- 動詞 40種
- イースター 20種
- クリスマス 30種
- 楽器 10種
- おもちゃ 20種
- ハロウィン 30種
- 街の中にあるもの 30種
- 身体のパーツ 30種
- 自然 15種
- 昆虫 15種
- 感情 14種
- 形容詞・反対語 20種
まず、何といっても絵が可愛い!そして、日常生活でよく見かけるものを中心とした題材で親しみやすいです。
とりあえず試しにフラッシュカードに取り組まれるなら、今ご紹介した2サイトで十分と思います。
最初から張り切ってうん百枚もカードを用意する必要はありません。(むしろ、初っ端から大量枚数を始めると子供がうんざりするので、少ない枚数から始めることをお勧めします。)
本格的に取り組みたい人向けの無料サイト

フラッシュカード、できそう!
もっと本格的に取り組みたい!
そんな方は、以下のサイトも活用すると、より大量のボキャブラリーを獲得できます。
ESL FLASHCARDS

先ほどご紹介したLet’s studyが物足りなくなったら、こちらのフラッシュカード専門サイトを覗いてみてください。
身体のパーツ・衣服・色・動詞・食べ物だけでなく、数字・アルファベット・CVC Wordsなどかなり幅広く取り扱っているので、欲しいフラッシュカードが見つかるはずです。
また、3種類のサイズから選んで印刷するだけでフラッシュカードが作れます。
▼英語のワークシートを無料でダウンロードできるサイトまとめ。フラッシュカードも取り扱いアリ!
やっぱり有料のフラッシュカードがいい!
無料フラッシュカードのメリットは「コストがかからない」点ですが、印刷してきれいにカットしたり準備するのがとても手間です。
フラッシュカードの”お試し”でなら全然使えますが、本格的にやりたい方には不満かもしれません。なぜなら、薄い紙に印刷すると、めくるスピードを上げにくいからです。
本格的にフラッシュカードに取り組みたい方はどうしても、「早くめくれるカード」が欲しくなります。
シールになっている紙に印刷して厚紙に貼る作業を行えば、無料のフラッシュカードでもいけますが、枚数が膨大になるほど作業が増えて大変です。「作業時間が勿体ない」「楽してめくりやすいカードが欲しい」と思う方は、購入も検討してみてくださいね。
ボリュームがすごい!750枚入りフラッシュカード
日常生活でよく目にするものだけでなく、数字・時計・SIGHT WORDSだって感覚的に覚えられます。
折れにくい厚手の紙、カラー、目印など、とにかく読み手のことを考えた作りになっています。750枚というボリュームも嬉しい!
英文まるっと暗記&レベルに合わせたカード選びが可能
英単語だけでなく、シチュエーションごとの英文もまるっと暗記できちゃいます。ある程度英単語を知っている子なら、英文をまるっと暗記することで英語をアウトプットしやすくなります。
1箱あたりフラッシュカードが約80~100枚入っていて、CDと遊び方解説集がついてきます。
購入時にお子さんの英語レベルに合わせたカードを選択でき、英語初心者~上級者まで幅広いレベルに対応しているフラッシュカードです。
「フラッシュカード」を諦めた理由
さて、散々フラッシュカードのおすすめをしてきましたが、私はいまはフラッシュカードをやっていません。有料フラッシュカードも持っていましたが、途中で辞めてしまいました。理由は次のとおり。
結論:子どもとママ、どっちにも合わなかった
これに尽きます。
子どもが嫌がる

フラッシュカードって、2歳くらいの幼児から対象にしています。物心つく前から習慣化していれば嫌がることはないのかもしれませんが、私がフラッシュカードに取り組みだしたとき、子ども達は完全に自我があって好き嫌いをはっきり示す年齢でした。
最初は物珍しげに興味を持ってくれていましたが、だんだん飽きてきてきたようです。私がフラッシュカードを読み始めてもすぐ遊びだすし、ついにははっきりと嫌がるようになりました。

無理強いしてフラッシュカードをやっても効果は期待できません。
これがきっかけで英語嫌いになってほしくないし…
毎日続けるのがしんどい

子どもがフラッシュカードを嫌がるのは、正直工夫次第でどうにかなったかもしれません。その理由以上に、私の時間が足りませんでした。
朝、子どもが起きて学校や保育園に送り出すまでの時間。そして、仕事を終えて子どもが帰宅した夕方も、やらなきゃいけないことは山積みです。毎日子どもが寝るまでの時間で、家事をこなしつつ、英語絵本タイムもキープしつつ、フラッシュカードも続けるってことが…無理!イライラ必至だし、倒れてしまう…
本音を言えば、あれもこれもしたいと思っています。でも時間は有限です。だから、自分が無理しないよう、取捨選択をしなければと思いました。
私の優先順位は完全に、絵本>フラッシュカードです。私にとって絵本タイムは、子どもとの触れ合いの時間になっていて、子どもが「読んで」と言う限りは続けたいんです。

とはいっても、一日1人1冊(合計3冊)読むのでいっぱいいっぱい。
こんな理由で、フラッシュカードを辞めました。
フラッシュカードに取り組むことで「フラッシュカードがうちには合わない」ことが分かりました。
やってみて「合う・合わない」を決めればいい
本記事をご覧になっている方で、フラッシュカードを取り組もうか悩んでいる方がいるでしょう。
とりあえず無料フラッシュカードを活用して試してみて、合ったらラッキー☆合わなかったら辞めればいいんです。
明確な実証はできませんが、フラッシュカードをやらなくても、英語を身につけることはできるはずです。どんなやり方にしろ、毎日継続して英語環境を作ることが大事です。

私にとって楽なのは、かけ流し音声の再生ボタンをタップすることと、絵本を数冊読み聞かせること!
結論:無理は良くない。誰かが無理をしても続かない。
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